Profile

プロフィール
広川雄一(仮名)、28歳。石川県出身。私立大学経済学部卒(写真部)。 大学を卒業後、ファーストフードチェーン店に就職。入社から6年、先輩社員の退職がきっかけで、行政書士の資格を目指すようになる

(c)2009 行政書士 合格体験記

(10)店の送別会。同じように行政書士を目指す子がいたことを知った

僕が辞める数日前に、みんなが送別会を開いてくれた。僕の店はかなりタイトな勤怠スケジュールを組んでいるので、時間を強引につくって送別会をやってくれたのは本当に意外だったし、うれしかった。

もっと意外だったのは、みんなが真剣に将来を考えていることだった。僕が辞めるので、最後だから打ち明けてくれたのかもしれない。みんなもやっぱり、この店の仕事にそれなりに満足しているものの、いつまでもこのままでいいとは思っていなかったようだ。

そんなわけで、送別会の終わりのほうはみんなの将来のヴィジョンを聞いていたわけだけど、なんと僕と同じ行政書士の夢を持っている子がいるとは思わなかった。その子は最近その決心をしたばかりだったので、まだ誰にも話していなかったのは当然なのだけど。

その子は、次の試験での合格を目指していると話してくれた。確かに、受験勉強をする時間は長くとれるからいいアイデアだと僕も感じた。ただ、彼女はどうやって勉強するのか決めていないという。ここで僕は、ちょっと大げさなくらい、僕がやってきた勉強法を伝授してしまった。
最初彼女は、ちょっと僕の熱意に戸惑っていたようだったが、僕が店長として働きながら合格できたことを丁寧に伝えていると、だんだんとフォーサイトの通信講座のよさに興味を示したように見えた。

結局彼女は、そのあとフォーサイトで行政書士の受験勉強を開始している。僕は僕で、新しい人生を歩いて行かなければならなかったため、彼女にほとんどアドバイスをすることもできなかった。それでも彼女は、バイト生活と行政書士の通信講座の勉強を何とか両立させていた。ときどき電話やメールをするくらいだったのだけど、彼女が順調に勉強していることは、話を聞いているだけでも見当がついた。

彼女は正直に言って、僕よりもずっと器用だったようだ。フォーサイトの通信講座の内容がよかったのもあるが、見事1回の受験で行政書士に合格した。彼女から合格の報告が来たときは、1年前の喜びに負けないくらいうれしかった。


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